お知らせ
口司の稲の虫送り 稲の豊作を願う松明行事
7月14日の夕刻、園部町口司の鏡神社に、集落の人が集まってきました。
口司の稲の虫送りは、江戸時代から行われていた伝統行事で、稲の豊作を願うものです。秋に美味しい米が収穫できるようにと、鏡神社の御神灯の松明で、稲につく害虫を追い払います。
祝詞を奏上した後、御神灯を提灯に移します。提灯を先頭に、太鼓を打ち鳴らしながら、行列が続きます。
伝統行事存続の為、昨年から区民以外の人も参加できるようになり、今年は、口司地域活性化委員を中心に、区で実行委員会を立ち上げました。
暗くなると、虫送りの巡行が始まります。今回はおよそ40人が参加しました。
大小さまざまな松明を火にくべ、炎を移します。燃え上がる松明をかざしながら、虫を追い払うようあぜ道を歩いてまわりました。
夏の風物詩、「虫送り」。集落に松明の炎がゆらめき、幻想的な雰囲気に包まれました。