株式会社KCNなんたん

お知らせ

オレンジガーデニングプロジェクト2024 住み慣れた場所で自分らしく暮らせるまちに

 私たちの身近にある認知症について理解を深めるきっかけにと、9月の世界アルツハイマー月間に合わせ、南丹地域包括支援センターでは各所で啓発イベントを開いています。
 10月1日には、美山保健福祉センターでワークショップ「染色体験」と認知症ミニ講座が行われ、10人が参加しました。染色体験では、園部町でアトリエ「ぴぱぷぺ実験室」を開いている上林飛香さんを講師に迎え、染めの工程やその魅力を教わりました。
 認知症啓発のシンボルカラーはオレンジ。オレンジガーデニングプロジェクトとして、子どもたちや地域の事業所などの協力で咲かせたキバナコスモスやマリーゴールドなどのオレンジの花を使って、煮染めします。
 ミニ講座では、社会福祉法人長生園グループホーム幸せの里管理者の奥村雅彦さんが、施設の紹介や認知症の特徴などを話し、参加者からの質問にも答えました。
 奥村さんは「地域の支えがあれば、認知症の人が住み慣れた場所で自分らしく暮らせることにつながる。大切な方の存在が、援助者にとって日常生活の負担に感じる前に、専門機関に相談してほしい」と話しました。
 地域の温かい気持ちでオレンジ色に染まった手ぬぐいは、どれ一つ同じものはなく、自分らしく生きることを物語っているようで、会場は喜びの笑顔にあふれていました。

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