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日吉町郷土資料館 夏季企画展 特別講演会 「『沖縄京都の塔』から私たちが受け継ぐべきこと」

8月7日、日吉町郷土資料館かやぶき民家で、夏季企画展特別講演会が行われました。

夏季企画展「戦争と南丹市」では、本土復帰50年を迎えた沖縄に焦点を当てており、講演では京都府立大学歴史学科、共同研究員の奥谷三穂さんを迎え、「『沖縄京都の塔』から私たちが受け継ぐべきこと」と題して話を聞きました。

慰霊塔の調査で沖縄を訪れている奥谷さんから激戦地となった沖縄についてや、多くの自治体が沖縄戦最後の激戦地「摩文仁の丘」に慰霊塔を建てたのに対し、なぜ「京都の塔」は宜野湾市嘉数に建てられたのかなどを詳しく聞きました。

当時、嘉数の集落には多くの日本兵、京都の出身者が駐屯していました。「京都の塔」には、京都出身の兵士及び沖縄住民の犠牲を悼むとともに、今後互いの文化と友好の絆が深まることを願う碑文が綴られており、奥谷さんは「戦争の記憶を引き継ぐため、沖縄嘉数と京都が思いを共有し、交流のバトンを次の世代へつなぐことが大切」と話しました。

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