美山山村留学　思い出を胸に25年間の歩みに幕

美山町知井地区で、２５年に渡って取り組まれてきた山村留学事業が今年度をもって終了しました。
３月２４日には、美山山村留学センター四季の里で、最後の山村留学生たちの退所式がありました。山村留学は、都市部にすむ子どもたちが、１年間親元を離れて共同生活をするものです。少子高齢化が進む地域活性化をと平成１０年に始まり、２５年間でのべ１８２人の子どもたちが美山で過ごしました。
毎週一回、里親として子どもたちを受け入れてきた地域の住民らと、最後の別れの時を惜しみました。
そして３月２６日には、事業を締めくくる閉所式典が行われ、地域住民のほか、歴代の山村留学生や、お世話になった、先生、センターの指導員、里親らが一同に集いました。
懐かしい思い出を語り合う場面では、山村留学生たちから、美山の体験が人生を豊かにしてくれたと感謝の言葉がありました。
地域に活力と喜びを与え、深い絆を育んだ山村留学、これからも美山との縁を深めていくことを誓い、２５年の歴史に幕を下ろしました。