園部能楽の集い　能の楽しみを知るきっかけに

　１１月１０日、園部町の横田公民館で「能への誘い」と題した催しが開かれ、近隣住民や能の愛好家らが集まりました。
　能の楽しみ方を知るきっかけにしてほしいと京都府の古典芸能普及事業として開かれたもので、能楽師の吉田篤史さんが、室町時代に成立した能楽の歴史や舞台の楽しみ方のポイントを話しました。
　参加者が伝統的な装束を身にまとい、着付けの説明をうける一幕もあり、日本の美学が盛り込まれた衣装や能面などに興味津々でした。
　また、吉田さんの息子の和史さん、学史さんが、能の見せ場である仕舞を披露すると、大いに盛り上がりました。
　公演の後は、横田公民館を拠点に長年活動している「園部能楽の集い」のメンバーの発表がありました。中学生から８０代までが、毎月２回稽古をしており、仕舞と謡を順に披露。一日を通して能の魅力にたっぷりと触れる機会となりました。